ワシントン発--米上院公聴会で米国時間19日、インターネットポルノが「激増」していることへの強い非難と、アダルトサイトを対象にした新たな規制の制定も辞さないという意見が出された。
米上院商務委員会が召集した19日午後の公聴会で、議長のTed Stevens議員(共和党、アラスカ選出)は、成人向けコンテンツの業界代表者を厳しく非難し、業界は速やかに何らかの規制システムを考案し、すべてのコンテンツを「成人向け」と明記すべきだと述べた。
これに対して、「合法的な成人向けコンテンツ」を提供する企業を代表する「Adult Freedom Foundation」相談役のPaul Cambriaは、「アダルトコンテンツ製作者は誰でもこれに賛成するだろう」と述べ、業界の足並みをそろえればいいだけの問題だと付け加えた。
「できるだけ早くそうするように業界に働きかけて欲しい。さもないと規制をかけることになる」とStevens議長は述べた。
公聴会では取り上げられなかったが、各ウェブブラウザは長年PICS(Platform for Internet Content Selection)というコンテンツをフィルタリングするインターネット規格を支持してきた。例えばInternet Explorerの場合、「暴力的」または「アダルトコンテンツ」と分類されたウェブサイトに子供がアクセスできないように設定できる。
多くの成人向けサイトはアダルトサイトであることを自主的に表示している。例えばPlayboy.comやPenthouse.comは、非営利組織のInternet Content Rating Associationが作成したPICSに似た規格を用いて自らのサイトを分類している。
また、強制的な規制システムは、憲法修正第1条で保証された「表現の自由」を盾に、しばしば法廷から却下されてきた。さまざまな訴訟で裁判官は、政府が全米映画協会(MPAA)の映画格付けシステムを強制するのは憲法違犯との判断を下してきた。最高裁は、言論の自由は、自由に発言しないという権利も認めるべきで、これは自主規制を強制されない権利も含むと述べている。
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