Apple Computerは、Mac OS X「Tiger」のプレリリース版をインターネット上でリークしたとされる3人のうち、最後まで残っていた人物との訴訟でも和解を成立させた。
同社は米国時間14日、Appleの開発者グループの一員であったDavid Schwartzsteinと和解したことを認めた。
Appleは2004年12月、3人の男性およびその他複数の匿名の人物を、カリフォルニア州サンノゼ連邦裁判所で提訴していた。同社によれば、これらの男性はMac OS X 10.4「Tiger」の開発者版を、公式リリースよりも前に、P2Pファイル共有ネットワーク「BitTorrent」のサーバで公開したという。提訴された3人のうち、1人目の人物とは今年3月に、また2人目とは4月に、それぞれ和解が成立していた。
Appleはその後、4月29日に「Tiger」を一般向けに発売している。
和解内容の詳細はほとんど明らかにされていないが、Appleの弁護団が提案した命令によると、Schwartzsteinは、Appleの機密情報を保持すること、ならびにApple開発者グループを通して習得した機密データを共有することを一切禁じられるという。
この命令案は「DrunkenBlog」というMacファンサイトで公開されたもので、同サイトは14日付けでこの和解についての情報を掲載した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」