Apple Computerが、発売前の次期Mac OS X「Tiger」をインターネット上で配布したとして3人の開発者を訴えていた件で、同社は2人めの人物と和解に合意した。
米国時間19日、Appleの関係者はVivek Sambharaと和解したことを認めた。SambharaはAppleが昨年11月、Tigerの開発者向けテストバージョンをファイル共有サイトに掲示したとして同社が提訴していた3人のうちの1人。
Appleはこの件で、先月Doug Steigerwaldと和解している。大学を卒業したばかりのSteigerwaldは、Tigerの開発者向けテストバージョンをファイル共有サイトにリークしたことを認めた。なお3人目の男性とは現在も係争中だ。
今回の和解については、「Drunkenblog」というブログが米国時間19日に報じたもので、 同ブログには、これに関連する法廷の文書も公開されている。
これらの文書によると、Sambharaは会員登録しているAppleの開発者向けプログラム「Apple Developer Connection」で得た情報をすべてAppleに戻すことを求められるという。また、Appleのプロプライエタリな情報を所有したり広めることを禁じる差し止め命令も下された。和解合意の全文は公開されておらず、その一部である和解取引の全ての条件を知ることはできない。
Appleは、Sambharaが自社に賠償金を支払ったのかどうかを明らかにせず、合意の条件に関するコメントを差し控えた。Sambharaの弁護士にコメントを求めたが、現時点ではコメントは得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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