Intelが、第4四半期の売上見通し幅をわずかに縮小した。これを受け、同社は、一部の投資家から反発を受ける可能性がでてきた。
Intelでは現在、第4四半期売上高が104億〜106億ドルの範囲になると予測している。同社は10月の段階で、同四半期売上高を102億〜108億ドルの範囲と予測していた。
ただし、予測幅の中間値は、どちらも105億ドルで同じである。一般的に、ウォールストリートのアナリストが売上を予測する場合、中間値を採用して調整を加えるという方法をとる。
今回の発表前には、Merrill LynchのJoe Oshaなどの一部アナリストが、Intelは中間値を引き上げることで予測幅を狭めるのではと予想されていた。
Intelは、2004年に製品投入の遅れや計画中止などから調子を落としていたが、2005年には復調の兆しを見せていた。同社は、第1四半期に売上予測を上回る結果を出し、第2四半期は売上予測を引き上げていた。第3四半期は、売上が99億6000万ドルへと上昇したものの、利益は20億ドルと予測をやや下回っていた。
これまでは、ノートPC用チップが主に売上を牽引してきた。だが、デスクトップの売上も堅調で、米国の小売業者は、感謝祭期間中に予想を上回るノートPCとデスクトップを販売した。
だが一方で、Intelは、Advanced Micro Devices(AMD)からの追い上げに直面している。第2四半期には、人気の高いx86アーキテクチャベースのサーバチップ市場で、AMDが10%以上のシェアを獲得した。AMDは、今回初めて同市場における2桁シェアの獲得を達成した。AMDは2年前から、わずかながらマーケットシェアを伸ばしてきた。
さらに、AMDは、「Turion」の増産も開始している。同チップは、IntelのノートPC用チップと競合する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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