PCメーカー各社は安堵の息をつくことができそうだ--感謝祭の翌日「ブラックフライデー」を含んだ11月第4週の週末、多数の消費者がノートPCを買い求めた。
調査会社Current Analysisによると、今年の感謝祭の週、米国の小売店におけるPCの販売台数は前年同期比35%増となった。売上高は11%増で、いずれも予想を上回る結果となった。2004年のこの期間、コンピュータの販売台数は7%と微増で、売上高はマイナス3%だった。
年末商戦のスタートとなる感謝祭は、小売店と電気製品メーカーにとって重要な時期だ。中でも、消費活動が最も盛んなのはブラックフライデーとなる。
確かに今年は、PCと電気製品の売り上げが好調だが、成長の多くが価格低下によるものだ。そのため、今年は一部のアナリストや企業幹部が、このような価格低下が販売台数の増加を打ち消してしまわないかと心配していた。価格低下は明らかに売上高を縮小するものだが、今回の売上高増加はこのような懸念をいく分払拭するものといえるだろう。
Current Analysisのアナリスト、Matt Sargentは、「この結果は、(コンピュータエレクトロニクス)業界が多少の元気を取り戻したことを裏付けている」と述べ、この結果は予想を上回るものであることを付け加えた。Current Analysisの事前予測では、売上高の伸びは2〜5%程度にとどまると予想していた。Sargentによると、今年の感謝祭は、ノートPCの販売台数が過去最大となった週という。
同社は今週、TVなどPC以外の電気製品の結果を発表することになっている。Sargentは、成長という意味ではTVが他のカテゴリを上回るだろうと予想している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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