アイ・エム・ジェイ(IMJ)は12月6日、XMLベースのコンテンツ管理システム(CMS)「Web Meister 2.0」を開発し、12月6日から発売する。
Web Meister 2.0はページからウェブサイトを構築するのではなく、サイト全体の構造から構築し、コンテンツ要素は再利用しやすいモジュール単位で扱う。XMLをベースに開発されており、XMLでコンテンツを、XSLTとCSSでデザインを定義する方式を採っているため、フロントエンドとバックエンド、文字要素とデザイン要素の管理を1つのフレームワーク上で同時並行しながら分業できる。また、RSSフィードも配信できる。
基本画面は3つのエリアから構成され、コンテンツの編集はWYSIWYG方式でも、入力支援機能が装備されたテキストエディタでも行える。このほか、多言語サイトへの対応を実現し、インターフェースにおいても日本語版と英語版の2カ国語に対応している。
ASPで提供されるが、自社のサーバにインストールして利用することもできる。価格は要相談。「コンテンツの作成・編集」「リポジトリ・バージョン管理」「ワークフロー管理」「ファイル公開管理」の4つのサブセットで構成されており、コンテンツデータやユーザーの情報はすべてWeb Meister ASPサーバのOracle10gに保存される。クライアントはInternet Explorer6以降、FireFox1.0以降を利用する。ASPサーバから顧客のウェブサーバへはVPNもしくはSFTPで配信される。
IMJでは「サーバやコンテンツ同士がシームレスに連動することになるWeb 2.0時代におけるCMSは、情報資産管理ツールであり、ウェブサイトであつかうコンテンツを資産として捉えたうえで、どのように発信していくかを考えることが重要だ」としている。この考えのもと、2年前よりWeb Meisterの自社開発を進め、2005年2月にはWeb Meister 1.2を発売し、今回の新バージョンではサイト構造管理やコンテンツ編集、ワークフロー部分を強化したという。
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