Intelと中国の無線インターネット会社Tom Onlineは現地時間29日、中国にあるインターネットカフェの「プラスイメージを推進する」ため、事業提携を発表した。
両社は、「Intel i-Cafe Music Studio」と呼ばれるインターネットカフェを13箇所でオープンする予定だ。第1号店は、25日に中国河南省の鄭州市でオープンした。
同施設では、Intelのデジタルホームエンターテインメント技術が導入され、「Wanleba」と呼ばれるTom Onlineの音楽プラットホームを使うことで、新人ミュージシャンたちに楽曲を直接Webに発表する機会を与える。彼らのファンは、ノートPCや携帯電話などの無線携帯機器に楽曲をWebからダウンロードできるようになるとTom Onlineは述べる。
同施設をオープンする目的には、流行に敏感な若者というTom Onlineがターゲットとする年齢層にミュージシャンが楽曲を提供し、インターネットカフェを「みんなが集まる刺激的かつ健全な場所」にすることがあると、Intel ChinaのゼネラルマネージャーYit Loong Laiは述べた。
中国の国営通信社である新華社通信によると、中国では最近、貧しい操業事情が大きな問題につながった「未熟で厄介な」インターネットカフェを一掃するため、いくつかの方法が採られているという。
10月のレポートによると、中国にあるインターネットカフェ11万店舗のほとんどすべてが、今後3年間で、より大きな企業(主に国営企業)の傘下に統合されるという。
中国政府は、インターネットカフェの人気が急激に上昇していることを憂慮している。いまだに多くの人達にとってPCの購入やインターネットへの接続が困難な同国では、インターネットカフェが、オンラインゲームを楽しむ者や、当局が発表する以外の情報を求める者の集まる場となっているためだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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