Microsoftは米国時間14日、次世代ゲーム機「Xbox 360」の発売にあわせて登場するゲームソフトのラインアップを正式に発表した。
同社は、米国で22日に発売されるこの18タイトルについて「歴代のビデオゲーム機発売時に登場したなかでも最強の品揃えになる」と述べている。
この18タイトルのなかには、Electronic Arts(EA)の「Madden NFL '06」「NBA LIVE '06」「Need for Speed Most Wanted」やActivisionの「Call of Duty 2」「Tony Hawk's American Wasteland」など、すでに実績のある作品の続編が多く含まれている。
「発売初日にどんなゲームソフトが出るかについて、Microsoftがこれまで話してきた事柄を踏まえると、ほぼ予想通りのタイトルが出揃うことになる」とIDCアナリストのSchelley Olhavaは述べている。「このラインアップはたしかに強力だ。しかし、最強というのは大袈裟だ」(Olhava)
同氏は、18タイトルのうち11タイトルがスポーツ関連のものである点について、「スポーツものに少し偏りすぎている」気もするとした。22日に発売されるもののなかには、アメリカン・フットボールやバスケット、ホッケー、サッカー、レース、スノーボード、スケートボードなどのゲームがある。
「しかし、シューティングゲームにスポーツ、アクション、アドベンチャーなど、ゲーム種類のバランスはよくとれている。明らかに不足している分野というものは、これといってない」(Olhava)
DFC IntelligenceアナリストのDavid Coleも同意見で、このラインナップはスポーツ関連に偏りすぎていると述べる。だが同氏は、Microsoftが発売から4年が経過した初代Xboxとの差別化を図ろうとしていることから、この点が同社にとって有利な材料になる可能性があると語った。
「スポーツ関連のゲームソフトは、ゲーム機の発売時にいつも歓迎される。見栄えがするし、新旧システムの違いをはっきりと示せるからだ」(Cole)
18タイトルの中には、Activisionの「Gun」やEAの「FIFA Soccer '06: Road to 2006 FIFA World Cup」など新しい顔ぶれも入っている。
しかし、Microsoftは「Halo 3」をリリースしないようだ。業界内にはHalo 3が出るとの噂が流れていたが、「Halo 2」の登場からまだ1年あまりしか経っていないことから、続編を出すのはほぼ不可能であったと考えられる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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