VeriSignは、POSデータプロバイダのRetail Solutions(RSI)を2400万ドルの現金で買収した。
データや音声ネットワークのセキュリティ確保をサービスとして提供するVeriSignは米国時間26日、RSIのテクノロジーを自社のサプライチェーンサービスプラットホームに追加する計画だと発表した。RSIのソフトウェアは、小売店で販売される商品の量や売上額に関する情報であり、店舗経営で使用されるPOSデータを扱う。このデータを無線タグのような他のテクノロジーと組み合わせることでコストを抑えることができる。
RSIが抱える顧客は約130社で、従業員は50名である。
「小売業界はますます、工場から店舗までの全体的な流れを把握できる手段を求めており、この点に関しPOS情報を含む需要に関するデータは不可欠な要素となっている。RSIの獲得によって、100社以上の新たな顧客とストリーミングされている莫大なデータレコードが我々のプラットホームに加わることになる」と、VeriSignでドメイン管理サービスを担当するシニアバイスプレジデント、Mark McLaughlinは声明のなかで述べた。
小売業界に関連した別の動きとして、VeriSignは、WorldWide Retail Exchange(WWRE)と提携し、WWREに加盟する全世界の小売企業約30社に対しPOSデータサービスを提供することになった。各POSデータサービスは、WWREプラットホームに統合されることになる。
VeriSignは最近、企業を続けて買収している。同社は10月、コンテンツをアグリゲートして配布するMoreover Technologiesを3000万ドル、またWeblogs.comと同社の「ピング」サービスを230万ドルで買収した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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