VeriSignが、Weblogs.comとそのpingサービスを現金230万ドルで買収した。
VeriSignは米国時間10月7日、Scripting NewsからWeblogs.comを買収したことを発表し、自社が成長の著しいブログコミュニティに目を向けていることを明らかにした。VeriSignは、.comや.netドメインのレジストリでもある。今回の買収は、業界の大手プレイヤーによるブログ関連企業の買収としては、最新事例になる。
なお、America Onlineがブログ発行会社Weblogs,Inc.を買収する計画であることを6日に発表しているが、今回の発表とは無関係である。
Weblog.comのpingサービスは、ウェブサイトやブログの更新情報を人々に通知するためのもの。例えば、Weblogs.comでは本記事の執筆時点においても、過去5分以内のブログ更新情報を6000件リストアップしている。
VeriSignは今後も、Weblogs.comをオープンなサービスとして運営し続ける予定だ。同社によると、Weblogs.comでは現在、1日あたり200万件のpingを処理するほか、何千件ものRSSフィードをサポートしているという。
VeriSignでネーミングおよびディレクトリサービスを担当するシニアバイスプレジデントのMark McLaughlinは声明のなかで「インターネットの世界では過去12〜24カ月間、ブロガーの数も、1日に流れるRSSフィードの数も爆発的に増えている。しかし、インフラストラクチャ側の対応がこれに追いついておらず、インターネット上でやりとりされる通信をサポートできるレベルに達していない」と述べた。
音声/データ通信向けのセキュリティ技術も手掛けるVeriSignでは、pingサービスを自社のインフラストラクチャに移行させる計画だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス