マイクロソフトは10月25日、Windows Server 2003ベースのレンタルサーバサービスの展開を拡大させるためのキャンペーン「スタート・マイ・ドメイン」を11月1日から展開する。このキャンペーンには、カゴヤ・ジャパン、コザック、GMOホスティング&セキュリティ、データ・ジャパン、ファーストサーバの5社が参加し、それぞれの特徴を活かしたサービスを提供する。
マイクロソフトの執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である鈴木協一郎氏は「ブログやアフィリエイトの普及などでレンタルサーバサービス市場は年率20%の高成長となっているが、日本ではLinuxが主流でWindowsベースのサービスが普及していない」と、キャンペーンを実施する背景を語った。
Windows環境のレンタルサーバサービスに対する市場の声として、(1)セキュリティやパフォーマンスに対する不安、(2)Windowsならではのサーバアプリケーションがない、(3)価格が高い、という3点に集約されるという。これについて鈴木氏は、「(1)はNT4のような古いバージョンでの認識をそのまま持っている人が多く、きちんと説明をすれば納得してくれる」と説明した。そして、今回のキャンペーンを機に(2)(3)に対しても市場の不満を払拭させるかまえだ。
スタート・マイ・ドメインは、2005年11月1日から2006年1月31日まで行われる。具体的なキャンペーンの特徴としては、(1)新規ドメイン名の取得費用が無料、(2)1年間利用した場合の月額換算利用料金(初期費用なども含んだ実質的な利用料金)が1000円以下、(3)Windowsベースのアプリケーション提供、という3点を基本にして、参画したレンタルサーバ5社がそれぞれに特徴を出したサービスを提供する。その詳細は、以下の表のとおり。
特に(3)では、ウェブサイトの構築ツールを用意した。Parpetual Motion Interactive Systemsが提供する動的で高機能なサイトの構築、管理ができるASP.NETベースのコンテンツマネージメントシステム「DotNetNuke」、ブログやフォトギャラリー、フォーラムなどの機能を備えたウェブアプリケーション「Telligent Systems」、SWsoft Japanが提供する5つのステップでウェブサイトを作成できるツール「SiteBuilder」がある。
スタート・マイ・ドメイン 参加企業サービス概要
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