マイクロソフト、Windows XP MCEでリビングルームのポータルを目指す

藤本京子(編集部)2005年10月21日 22時09分
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 マイクロソフトは10月21日、プレス向け説明会にて、Windows XP Media Center Edition(XP MCE)における最新情報を解説した。

 同社は、17日にXP MCEのアップデートプログラムとなる「Windows XP Media Center Edition 2005 用 Update Rollup 2」(ロールアップ修正プログラム 2)のダウンロードを提供開始している。Update Rollup 2では、プログラムの修正がなされたほか、Media Center Extenderと呼ばれる機能が追加された。これは、家庭内LANを通じて外部デバイスからMCEが搭載されているPCのコンテンツにアクセスできるようになるというものだ。

「MCEでデジタルライフスタイルが変わる」とマイクロソフトの佐分利氏

 その中でも、12月10日発売予定のXbox 360との接続がサポートされることがXP MCEにとって大きな意味を持つ。マイクロソフトWindows本部兼モバイル&エンベデッドデバイス本部業務執行役員シニアディレクターの佐分利ユージン裕氏は、Update Rollup 2で「より便利で豊かなエンターテインメントライフスタイルが実現する」と述べている。今後は、接続デバイスやサービスを充実させるという。

 またXP MCEでは、26日より新サービス「メディア オンライン」を開始する。これは、XP MCEからストリーミング映像や音楽ダウンロード等、コンテンツパートナーの提供するオンラインサービスにアクセスできるようになるものだ。メディア オンラインは、MCEに標準メニューとして搭載されていたが、これまでサービスとしては何も提供されていなかった。26日からは、メディア オンラインのメニューを選択すると、そこからオンラインサービスに直接アクセスできるようになる。

 26日にメディア オンラインからアクセス可能となるサービスは、NECの「BIGLOBE ストリーム」やUSENの「GyaO」といったストリーミングをはじめ、マイクロソフトの音楽ダウンロードサービス「MSN ミュージック」、ヤマダ電機のネットショッピングサービス「ヤマダ電機Web.com」など。佐分利氏は、「リモコンを使って簡単にストリーミング映像や音楽ダウンロードサイトにアクセスできるので、パソコン操作を意識せずにオンラインサービスが利用できる」と述べている。

 サービス開始当初は、マイクロソフトの提供するサービスを含め、6社のサービスプロバイダのコンテンツのみがメディア オンラインよりアクセス可能だが、今後サービスは順次拡充される予定だ。

タブレットPCも進化する

Tablet PCの拡張パックで「どこでも書ける」

 説明会では、Windows XP Tablet PC Editionについても今後の予定が発表された。11月11日には、Tablet PC Editionの拡張パックがマイクロソフトのサイトより無償でダウンロード可能となるほか、OEMパートナーからも拡張パックのプリインストールモデルが提供される。

 拡張パックの中で特徴的なのは、「インクデスクトップ」モジュールだ。これにより、ノートパッド上のみならず、デスクトップやどのような場所にでもペンでメモ書きができるようになる。

 また、Tablet PC Editionは、11月下旬よりライセンスの提供形態を拡張し、システム構築用のDSP(Delivery Service Partner)版が提供される。これにより、PCショップやパートナーが自由に新しいデザインのタブレットPCを作ることができる。

 すでにサードウェーブやアプライド、サクセス、クレバリーの4社が、デスクトップ型タブレットPCなど新タイプのタブレットPCを発売することを表明している。佐分利氏は、「グラフィックスユーザーやヘルスケアなどの分野で、デスクトップ型のタブレットPCに対する需要は高かった。これからもペンとインクを使ったPCの利用法は拡大する」と述べた。

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