日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月20日、新型タブレットPC「HP Compaq tc4200 Tablet PCシリーズ」2モデルを11月上旬より販売すると発表した。税込み価格は、インテルPentium Mプロセッサ750(動作周波数1.86GHz)を搭載する「Centrino搭載モデル」が24万1500円から、インテルCeleron Mプロセッサ370(同1.50GHz)を搭載する「Celeron M搭載モデル」が18万9000円から。
いずれも、ノートPCスタイルとタブレットスタイルの両方で使用可能なコンバーチブル型とした。画面はXGA(1024×768ピクセル)表示可能な12.1インチ型カラーTFT液晶で、タブレットとして使用できる。Centrino搭載モデルはIEEE 802.11a/b/gに、Celeron M搭載モデルは同b/gに準拠した無線LAN機能を備える。Bluetooth Ver. 1.2による通信も可能。OSはWindows XP Tablet PC Edition 2005。
各種セキュリティ機能を集中管理するアプリケーション「HP ProtectToolsセキュリティマネージャ」がプリインストールされている。これにより、アプリケーションへのサインイン、共有ドライブへのアクセス、メールソフトの立ち上げなどに使う複数のパスワードを一括管理できる。また、スマートカード、指紋認証、USBトークンなどを組み合わせた、複雑なセキュリティ環境の構築も容易になる。さらに、メールやファイルの暗号化、パーソナルセキュアドライブの設定などに利用可能なセキュリティチップを内蔵する。
日本HPでは、社内や外出先でのプレゼンテーションを多用する企業のほか、タブレットPCとしての簡易な操作性をいかして学校などでの教育用途や医療・福祉現場に、両モデルを提案していく。
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