グーグルは10月12日、デスクトップ検索ツールの最新版「Googleデスクトップ2」日本語版(ベータ版)を提供開始した。同社サイトより、無料でダウンロードできる。
今回発表されたツールは、英語版が8月に公開されていたものだ(関連記事)。日本語版で提供される機能は、英語版とほぼ同等のものとなる。
「Googleデスクトップ2」日本語版 |
新バージョンのGoogleデスクトップに含まれる機能として、サイドバーがある。これは、PCのスクリーンの脇に表示されるサイドバーから、メールやニュース、天気予報、株価情報、写真、RSSフィードなどにアクセスできるというもの。サイドバーは、ユーザーが設定しなくても、ウェブの履歴や好みを判断して自動的にパーソナライズされるほか、ユーザー自身によるカスタマイズも可能だ。
また、クイック ファインド機能では、検索キーワードの入力中に、該当すると思われる候補が表示されるため、ファイルの検索やアプリケーションの起動が早くなる。例えば、Microsoft Wordを検索し、起動させたい場合は、検索ボックスに「wor」と入力した段階で「wor」が含まれるアプリケーションやドキュメントがポップアップウィンドウに表示され、その中からMicrosoft Wordを選択するだけで同ソフトが起動できる。
ほかにも、これまでのGoogleデスクトップ検索ではできなかったネットワークドライブおよびOutlookデータの検索や、オフラインでのGmailの検索ができるようになった。必要に応じてハードドライブのインデックスを暗号化するなど、セキュリティ面も強化した。
なお、Googleデスクトップ2では開発者向けにAPIを提供している。これにより、仕事のリストが管理できる「Todo」や、サイドバーからiTunesが管理できる「gdTunes」などのプラグインが開発されている。開発されたプラグインはhttp://desktop.google.com/pluginsよりダウンロード可能だ。
Googleデスクトップ2は、Windows XPおよびWindows2000サービスパック3以上、500Mバイト以上のディスクスペース、256Mバイト以上のRAM、400MHz以上のPentiumプロセッサ環境で利用できる。
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