NTTレゾナントは10月4日、RSS(RDF Site Summary)を活用した新たな事業を展開していくと発表した。
その第1弾として、2004年9月からグルコースをパートナーとして提供している無償の「goo RSSリーダー」アプリケーションソフト版に加えて、独自開発した同RSSリーダーのウェブ版とケータイ版を公開した。新サービスは、gooラボでここ1年間実験してユーザーからの意見を反映した成果だ。
goo RSSリーダー(アプリケーションソフト版)は、公開以来累計で約38万ダウンロードと拡大中で、NTTレゾナントのポータル事業本部パーソナル事業部長である館 隆志氏は「RSSリーダーは、メールとブラウザに次ぐ第3のインターネットアプリケーションとして普及しており、ネットの情報をパーソナライズ化するツールになっている」と位置づけている。
こうした伸びは、gooブログのユーザー数が34万人超となっていることや、gooブログのRSS記事取得件数が1日あたり300万件となっているなど、著しいブログの普及が背景にある。こうした中で、gooは「RSSを作る『gooブログ』とRSSを集めたり探したりする『ブログ検索』、RSSを読む『リーダー』の3つを核に、“RSSならばgoo”とユーザーに想起してもらえるようなサービスを提供していく」(館氏)とした。そして、「これに注力することでgooへの入り口が増え、gooのサイト内を回遊してもらえるという集客や定着の効果が確実に出る」(同氏)と好影響への自信を示した。
ウェブ版は、無料登録のgoo IDを持っていれば誰でも無償で利用できる。検索ワードを入力してスペースキーを押すことで、追加単語や置き換え候補単語が表示される「gooキーワードアシスト」(ベータ版)や、gooラボの「マルチメディア検索インターフェイス実験」と同様に、技術的にはAjaxとDHTML(Dynamic HTML)を利用して、マウスのドラッグ&ドロップでサイトやメニューの登録、レイアウトの変更が可能になっている。
また、gooブログからRSSリーダーへワンクリックでRSSを登録できるほか、キーワードを設定しておけばgooブログ検索からキーワード関連記事を自動で収集する。
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