ルクセンブルク発-- Skype Technologiesは、同社製VoIPサービスパッケージの新しいバージョンをリリースした。
新しいバージョンである「Skype for Windows Version 1.4」は、インターネット電話に必要な機能に加え、転送機能、カスタマイズ機能、そして容易になった通話先検索を備えている。
新たに追加された機能のうち、「Call Forwarding」は、Skypeを利用した通話を、別のSkype Nameや、最大3つまでの固定電話または携帯電話の番号に転送できるというもの。このサービスを利用することで、Skypeが使えない場合にも通話を受けることが可能になる。別のSkype Nameに転送した場合の料金は、無料。固定電話や携帯電話へ転送する場合は、SkypeOut料金が必要になる。ベータテスト時におけるCall Forwardingサービスに対する評価では、83%の利用者から使いやすいという評価が得られたという。
一方、「Personalise Skype」は、ユーザーが1ユーロの料金を支払って、画像や音声、着信音を使ったカスタマイズを行えるようにするものだが、コンテンツプロバイダーにとってはこの新機能を利用して世界中のSkypeユーザーにコンテンツを供給することで、新しい市場の開拓が期待できる。市場調査会社Arc Groupによると、着信音市場は2006年に52億ドル規模まで成長すると見込まれており、現在でも323億ドルの規模がある世界の音楽市場で10%を占めているという。
新しいバージョンのSkypeでは、「Global Directory」の検索も容易になっており、また、「Outlook」のアドレス帳をSkypeの相手先リストに直接取り込むことができる。さらに「Skype Toolbar」を使うことで、「Internet Explorer」やOutlookから、ワンクリックで固定電話や携帯電話、Skype Nameへの通話を開始することも可能だ。
Skype for Windows Version 1.4は、同社英語版ウェブサイトからダウンロード可能になっている。
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