ルクセンブルグに本社を置くSkype Technologiesは9月1日(現地時間)、ドイツの携帯電話事業者であるE-Plusと提携し、携帯電話でSkypeを利用できるようにすると発表した。携帯電話事業者でSkypeと提携したのはE-Plusが初めて。
10月より、E-Plusのデータ定額制サービスにSkypeのソフトウェアをバンドルする。これにより、E-Plusのネットワークを通じてSkypeが利用できるようになるという。E-Plusはドイツで第3位の携帯電話事業者で、加入者数は約980万人だ。同社の定額制サービスは月額39.95ユーロ(円換算で5480円)で提供されている。
「これはSkypeをあらゆるネットワーク上で利用できるようにするというSkypeのビジョンの第一歩だ」とSkype共同設立者でCEOを務めるNiklas Zennstromは話す。「我々はほかの世界中の革新的な携帯電話事業者とも、Skypeの価値や利便性を利用者に提供していきたい」(Niklas)
携帯電話からSkypeが利用できることで、利用者は通話料金を抑えることができ、自宅やオフィスだけでなく、町中でもSkypeが利用できるようになると両社では説明している。
「Skypeは急速に普及している。今回の提携により、携帯電話と固定インターネットのそれぞれの強みを融合させることができる」とE-PlusのCEOであるUwe Bergheimは述べている。
両社によると、Skypeは現在までにドイツ国内で280万人以上が利用しており、世界では5200万人が利用しているという。Skypeは携帯電話端末メーカーとも協力しており、MotorolaはSkype対応端末を販売する考えだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス