三菱重工業は8月29日、コミュニケーション能力を持つ本格的な家庭用ロボット「wakamaru」の販売予約を、9月16日から開始すると発表した。販売価格は税込で157万5000円。
wakamaruは、オーナーに合わせた生活のリズムを持ち、インターネットを介して天気予報をはじめとした情報提供やメッセージ伝達など複数のサービスを提供する人型ロボットだ。東京23区内在住者を対象に100台限定の販売予約を開始する。なお、販売期間は10月31日までの46日間。12月上旬より順次出荷する。
販売方法は購入申込・抽選方式で、同社の本社ビル2階にあるショールーム「エムズスクエア」など都内3カ所の商談会場から購入申し込みができる。また、専用ウェブサイトならびにフリーダイヤルから体験予約が可能で、ロボットのデモを優先的に実体験できる。さらに、イルムス池袋とシブヤ西武では商品展示のみながら実物の確認が可能だ。
本体サイズは100cmとほぼ幼児並みで、内部には複数のセンサーや画像処理機能を内蔵。部屋の中を自律走行しながら10人までの顔認識を行い、近づいて話しかける機能を持つ。このほかにも、外出先から家の中の様子を確認できる留守番モードやスケジュール管理など多様な機能を保有しており、家庭内の各種シーンに合わせた円滑なコミュニケーション能力を持つという。
wakamaruの販売価格は税込で157万5000円。おもちゃ感覚で購入、という手軽さはないが、映画の中に出てくる“ロボットとの共存生活”を夢見てきた人にとっては大きな魅力だろう。
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