NEC、三菱重工本社にIP電話と電子電話帳のシステムを構築

ニューズフロント2003年09月01日 15時52分

 日本電気(NEC)は9月1日、三菱重工業(三菱重工)と共同で、三菱重工の新本社にIP電話システムを構築したと発表した。

 東京都港区の「三菱重工ビル」にIP電話機2200台を導入し、これと連携した、全社規模の電子電話帳システムを構築した。三菱重工は5月6日に、千代田区丸の内から同ビルへの本社移転を完了している。同IP電話と電子電話帳システムの運用はこの本社移転に伴い、5月から運用を始めていた。これにより、「電話システムの運用コストを削減し、業務の生産性向上などを実現した」(NEC)とする。

 導入したIP電話には、NECのIP-PBX「APEX7600i/180」を採用した。LANケーブルにIP電話機を接続し、従来のPBXに比べ少ない設定変更でIP電話機の移設を可能にしたとする。電話機とLANとの接続時に自動的にIPアドレスを割り当てるDHCPによって、PBXと電話機での設定変更を不要にした。

 電子電話帳システムは、NECの「ダイヤルBOX」をベースに構築した。IP電話と連携して、電子電話帳で相手を検索し、電話番号をクリックして電話をかけられる。すでに三菱重工本社の社員全員に個別のダイヤルイン番号、ボイスメール機能を付与している。

 また、給電HUBの採用やVLANの構成によって、ビル内の会議室やオフィスなど、不特定の場所からのIP電話利用を可能にしている。これは組織横断的なプロジェクトチームの編成などに向けるものという。

日本電気
三菱重工業

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