三菱重工業は、同社の家庭用ロボット「wakamaru」に、米MontaVista Softwareの組み込み向けOS、MontaVista Linuxを採用した。MontaVistaの日本法人モンタビスタソフトウェアジャパン(モンタビスタ)が4月22日に明らかにしたもの。
『wakamaru』 | |
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wakamaru は、高齢者や潜在的な健康不安を持っている人の生活を手助けする人型ロボット。24時間一緒に生活し、家族に異常が起きたときはあらかじめ指定されたところに連絡を取るなどの機能を備える。「留守番」「見守り」「異常時の通報」「健康管理」の4つの仕事をする。バッテリ駆動により、車輪で移動し、バッテリが不足すると自動充電する。身長は1m、体重は30kg。
三菱重工業は、米国サンフランシスコで4月23日より開催されるEmbedded Systems Conferenceでwakamaruを披露する。価格は約100万円で、まず日本市場を対象に2004年中に販売する。
MontaVistaのCEO兼社長であるJim Readyは、「豊富な機能を搭載した電子機器のサポートには、MontaVista Linuxのように高性能と堅牢さを備えがソフトウェアが必要」とコメントしている。
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