凸版印刷は4月4日、三菱重工業の社員証、関連会社社員入館証、部外者用入館証のうち1万枚をソニーの非接触ICカード仕様「FeliCa」対応のICカードで発行したと発表した。三菱重工は4月1日より新社員証として使用を開始し、5月6日より三菱重工のビルの入退館管理に利用する。
この社員証はFeliCa仕様を用いることで偽造や変造が困難になり、高い安全性を持つ。また、高速処理も可能になるという。「データの読み取りは非接触で行えるので、読み取り機にかざすだけでスムーズな入退館管理が行える」(凸版印刷)
また、品川地区向けの社員証と関連会社社員入館証は、ソニーの関連会社のビットワレットが運営する電子マネーサービス「Edy」に対応しており、三菱重工ビル内の自動販売機および食堂をキャッシュレスで利用できる。さらに4月16日オープン予定の品川駅東口の併設商業施設、GRAND PASSAGE(グランパサージュ)でも、Edyを使うことができる。
なお、三菱重工以外にも複数の企業が凸版印刷の社員証ICカードの採用を決定しており、「2002年度中の発行枚数は合計30万枚になった」(凸版印刷)という。
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