ある調査結果によると、中小企業(SMB)のIT投資は2005年、前年比13%増となる見通しだという。だが、これは2004年の成長率を下回る数値である。
NPD Groupが発表した調査レポートによると、従業員数5〜99名の小規模な企業は2005年のIT支出額を前年より11%増やす見込みだという。また従業員数100〜1000人の中規模企業によるIT投資は前年比15%増となる見通しだ。なお、2004年における中規模企業や小規模企業のIT支出額は、2003年よりそれぞれ20%、25%ずつ増えている。
2005年に最も支出額が増加するであろう分野はサービスで、その成長率は2004年の20%から25%に増えると予想される。小規模企業は、前年より47%多い額をサービスに支出する予定だ。これは前年の成長率より3%多い数値である。
デスクトップPCやノートPCをはじめとするハードウェアの購入に小規模企業があてる金額は前年より30%増加しそうだ。これは前年の増加率の2倍近い数値だ。
調査は、ランダムに選出されたITプロフェッショナル1000名を対象にオンラインで行われた。この調査からは、企業が再販業者を選定する際、サービスの質とサポートを重視することも明らかになった。「この調査結果から、製造/流通/再販業者は、SMB市場で成功を収めようと思ったら、包括的なチャネル戦略を確立する必要があることが分かる」とNPDの業界分析担当ディレクターStephen Bakerは声明のなかで述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス