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VCになったビル・ジョイに聞く、テクノロジーの未来 - (page 3)

Dawn Kawamoto (CNET News.com)2005年04月14日 12時43分
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--なぜ、ベンチャーキャピタルに参加することにしたのですか。

 Sunでは、起業家をはじめ、新しいことに情熱的に取り組んでいる人々と楽しく仕事をすることができました。KPCBではパートナーとして、優秀な企業と出会い、彼らが夢を実現するのに力を貸しています。

--特に関心のある投資分野はありますか。

 エネルギー分野ですね・・・この分野は社会に与える影響が大きいだけでなく、効率のよいエネルギーを開発し、それを応用するチャンスもたくさんありますからね。条件は揃いつつあるので、あと10年、20年もすれば、この分野は台風の目になるでしょう。

--技術動向を見極めることと、その中から金の卵を見つけること--あなたが得意とするのはどちらですか。

 投資案件は毎年大量に寄せられます。一方的な売り込みもありますが、大半は知り合い経由のもの・・・それぞれの案件をどう見るかは、パートナーによって異なります。その他のパートナーと比べると、私の観点は技術よりだといえるかもしれません。

--あなたが得意とするのは、変化の時期を見極めることですか、それとも見込みのある技術を見つけることですか。

 バランスが重要です。KPCBがチームアプローチを採っているのはそのためです。このやり方なら、たとえ私のところに、私にはあまり関心のない案件が舞い込んでも、他のパートナーにメールを送ることができます。

 何よりも重要なのは、論理的に考え、時間を管理することです。この仕事は人間と企業をつなぐこと、何かを組み立てる手助けをすることですからね。つきつめれば、この仕事は機能するチームを作り、それをより強固なものにすることです。難しいけれど、それが鍵です。

--Sunの時は、有望な投資先をどうやって見つけていたのですか。

 たいていは友人がEメールで紹介してくれました。

--ここ数年の経験からどんな教訓を学びましたか。あなたは以前、ベンチャーキャピタルは見当違いの場所に金をばらまいていると考えていたのでは。

 ええ、過熱していると思っていました。幸い、今は冷静さを取り戻しているようです。問題は、大金が飛び交い、評価額が高騰するときです。すばらしいアイディアと、二束三文のアイディアが同列に扱われ、過度の投資が原因で、誰も利益を得ることができないときです。これは健全な状況とはいえません。毎日、適度な量の食事を取るのはよいことですが、2倍の量の食事を取ったからといって、その分健康になるわけではないのと一緒です。

--人々は過去の過ちを忘れつつあるのでしょうか。

 その点はあまり心配していません。混乱が起きれば、人間は行動を見直すからです。現時点でいえるのは、興味深いベンチャーは山ほどありそうだ、ということです。この中から、たくさんのすばらしい企業が飛び出すことになるでしょう。

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