USENは4月5日、ブロードバンドユーザーを対象とした無料放送「GyaO」の本放送を4月25日から開始すると発表した。同時に、それにともなう試験放送を4月6日から開始するとしている。同社はこのサービスで、早期に1000万人の視聴者獲得を目指すという。
この放送は、同社の接続サービス利用者のみならず、すべてのパソコンによるブロードバンド利用者を対象としている。視聴には情報をマーケティングに利用することを了承のうえでプロフィールなどの登録を行う必要があるが、特別な機器等は必要ない。
サービス開始当初のコンテンツは、映画/ドラマ/音楽/アイドル・グラビア/バラエティ/アニメ/ニュース/ラジオ/スポーツ/ドキュメンタリー/教育・学習/映像ブログなどを予定。ストリーミング形式の提供が中心となるが、将来的にはダウンロード形式での提供も検討しているという。コンテンツの内容にあわせて、アーカイブでの継続提供や期間や対象地域を限定した提供、特定時間帯や特定視聴者のみに対する提供など、さまざまな枠を設定する。
同社は、このサービスがブロードバンド利用者全体を対象とするサービスであるため、幅広い層への露出・アプローチが可能であり、テレビ視聴の少ない層への効果的なアプローチもできることがコンテンツ事業者や広告主のメリットとなるとしている。一方で、視聴者は時間にとらわれず個人のライフスタイルに沿った番組視聴が可能になる。
番組視聴に必要となる環境は、Windows Media Pleyer9以上で、1Mbps以上の常時接続環境。番組によっては、Windows Media Player10でのみ視聴可能なものもあるという。民放テレビ放送と同様の、本編と本編の間へのスポット広告の挿入のほか、バナー広告の挿入などが行われる。また、半年程度の期間を経た後には顧客プロフィールに基づいたセグメント広告も実施する予定だ。
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