金融業界や医療業界向けにIT資源のアウトソーシング・サービスを手がけるニイウスは3月31日、科学技術の産業への応用に強いシステム開発会社である日本SGIの発行済み株式の5%(40万7500株)を取得した。株主として日本SGIと協業し、日本SGIのノウハウと顧客層を獲得するのが狙い。
ニイウスはIBM製メインフレームの販売とデータセンター事業を主軸とする企業。ここ1〜2年は主な顧客である金融業界と医療業界向けに、より付加価値の高い業務アプリケーション分野に注力している。
一方の日本SGIは科学技術計算を産業に応用する能力に優れるシステム・インテグレータである。MRIなど機器の解析結果をグラフィックスで可視化するシステムや遠隔医療技術など、医療情報システム関係の顧客を多く抱えている。
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