ニイウスは11月19日、米IBMで開発中のスーパーコンピュータ「BlueGene/L」を2004年12月より導入すると発表した。これまで公的機関には導入されていたが、民間企業における商用目的の検証用としては今回の導入が初のケースとなる。
「BlueGene/L」は、11月4日に米エネルギー省(DOE:Department Of Energy)のLinpackベンチマークスコアで70.72テラフロップを達成し、世界最速記録を樹立したスーパーコンピュータ。1台のラックで構成された1024ノードのシステムを最小とし、5.7テラフロップの処理能力を持つ超並列計算方式の大規模計算機だ。演算能力あたりでは、既存コンピューターシステムと比較して約10分の1以下の消費電力、約16分の1以下の設置スペースを実現するという。
同社では、今回の導入とその後の実機検証を通じて「BlueGene/L」の技術を蓄積し、積極的に各方面へのサービスビジネスを立ち上げる予定だ。
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