ガートナー ジャパンは2月23日、2004年国内市場におけるPC出荷実績の調査結果を発表した。
この調査によると、2004年のパソコン市場は出荷台数が1318万台(前年比3.8%増)、出荷金額は1兆7601億円(前年比3.7%減)となった。エンドユーザー別では、法人市場が前年比10.2%増と、2003年の6.6%増に続き2年連続で増加。しかし、官公庁市場に関しては2003年に行政の電子化でPCの買い換えが行われたため、低い伸びにとどまった。
個人市場は前年比4.0%減となり、2003年の1.3%減に続いて4年連続で減少傾向が見られた。この要因について同社では、薄型テレビやハードディスクレコーダといったデジタル家電との競合、買い換え年数の長期化、潜在ユーザー開拓の不振、一部ベンダーで戦略的に出荷が引き締められたことなどを挙げている。
製品別では、デスクトップPC出荷台数が前年比2.7%増で全体シェアの49.8%、ノートPC出荷台数は前年比4.8%増で全体シェアの50.2%を占めた。そのほか、ベンダー別出荷台数に関しては、NECと富士通に次いでデルが初の2けた台となる市場シェア10.2%を達成した。
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