市場調査会社IDCが今週発表した調査結果によると、第4四半期の世界的な携帯電話の出荷台数は、前期比18.1%増の1億9430万台にのぼったという。
これは、2003年の第4四半期と比較すると、24%増に相当する数字だ。また、年間の出荷台数は2003年と比較して29.3%増加したとIDCはいう。
Nokiaは、第4四半期および通年でそれぞれ34%、31.2%の市場シェアを獲得し、首位の座を維持した。
Motorolaは第4四半期に16.4%の市場シェアを確保し、自社過去最高の出荷台数を記録した。第3位はSamsungだったが、同社の市場シェアは前期比3%減の10.9%だった。
7.2%のシェアを獲得したLG Electronicsは、Siemensを4期連続で上回ったが、その差はわずか0.3%であった。
IDCによると、機能、技術、デザインの面でバランスのとれた製品を提供した企業が、第4四半期の市場拡大を促進したという。Nokiaは9つの新モデルを発売したが、その半数はカメラおよびカラーディスプレイ付きの機種だ。同社は2005年には7つの新モデルの発売を予定している。
Motorolaは20を超える新モデルを導入した。そのうちの2モデルは、単なる電話以外の複数の機能を果たすことができる「複合型デバイス」であった。
Samsungの米国向けの出荷台数が減った一方で、LGの伸びの大半は米国でのCDMAとGSM電話機の販売によるものだったとIDCはいう。またLGの3Gモデルの出荷台数はMotorolaとほぼ同じだった。
「上位3社は毎度同じ企業が名を連ねるようになっているが、4位、5位の座をめぐる競争は引き続き激しいものになるだろう」とIDCのアナリストRamon Llamasは声明の中で述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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