Nokiaが第3四半期も引き続き携帯電話端末市場でのトップの座を維持したことが、ある調査結果から明らかになった。同社は第3四半期に5140万台の携帯電話端末を出荷した。
市場調査会社In-Stat/MDRが米国時間2日に発表したところによると、2004年第3四半期に出荷された携帯電話端末は1億6500万台だったという。2004年の年間出荷台数が6億5300万台に達するだろうと予測してきた同社では、この予測が少しずつ現実味を帯びてきたと述べている。
同四半期におけるNokiaのシェアは、シェアを落とした前四半期から改善が見られ、31.2%となった。なお、前年同期の同社シェアも31.2%だった。
Nokiaの値引き戦略は西ヨーロッパでは功を奏したものの、北米と南米市場では韓国のSamsungとLGにシェアを奪われてしまったと、In-Stat/MDRはいう。
2230万台を出荷したMotorolaは、1年前の13.9%から14.1%へと、わずかながらシェアを伸ばした。しかし、売上ベースでは、前年の10.3%から13.8%にシェアを伸ばしたSamsungには及ばなかった。カラーディスプレイやデジタルカメラを搭載したSamsungの折りたたみ式携帯電話は、同社の売上に大いに貢献した。
一方、LGはSony Ericsson Mobile Communicationsを抜き、マーケットシェアで世界第5位につけた。LGは第3四半期に1180万台の携帯電話機を出荷したのに対し、Sony Ericssonの出荷台数は1070万台だった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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