日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は1月21日、ITサービス管理/運用に関する国際的ガイドラインIT Infrastructure Library(ITIL)に準拠したサービスの初期導入を支援するOpenView ServiceDesk(OVSD)ラピッド構築サービスの受注を始めた。
ITサービス管理支援ソフトウェアOpenView ServiceDeskを使用し、ITサービス管理の実践が可能な小規模システム環境を構築する。さらに、運用スキル、サービス管理の実施プロセスを含め、ITサービス管理のノウハウ提供を「短期間かつ低コスト、低リスクで実施する」(同社)ためのコンサルティングも行う。
「企業がITサービス管理を実施すると、ITサービスの品質と運用実態が明確化され、評価/改善が容易になる。品質向上や業務効率化が図れるだけでなく、ITサービスの過剰提供を防ぐとともに、運用コストを削減できるなど、多くのメリットがある」(同社)
ただし、同社は「ITILは包括的なガイドラインに過ぎないことから、実際の導入時には運用のためのプロセス設計や文書化を最初から行う必要があり、実践までのハードルが高い」と説明する。OVSDラピッド構築サービスを通じ、「このような課題を解決し、企業が最適なITサービス管理を容易かつ迅速に開始することを支援する」(同社)。
同社によると、通常のITサービス管理環境構築サービスは、2000万〜5000万円の費用と半年以上の期間が必要という。OVSDラピッド構築サービスでは、導入プロセスをテンプレート化して範囲を限定することで、通常の構築サービスに比べ約半分以下の価格(1200万円から)/期間(2.5カ月)で環境を作る。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス