Cisco Systemsは米国時間10日、企業のデータセンターで使われるストレージ機器の集中化や統合を検討しているユーザーに対し、EMCの製品を再販していくと発表した。
Ciscoは、2005年第2四半期にEMCのNAS(Network Attached Storage)製品の販売を開始する予定で、具体的にはEMCのNS500とNS700シリーズを取り扱うことになる。EMCの製品はCiscoのFile Engine Seriesとともに販売される予定だが、このゲートウェイ製品はWAN経由での通信速度を向上させるのに利用されるもので、この結果顧客はリモート拠点向けの完全なストレージ製品ソリューションを1社のベンダーから購入できるようになる。
Ciscoは12月に、File Engineという新しいゲートウェイ製品を発表した。これは同社がActonaの買収で得た技術をベースに開発したもので、企業のリモートオフィスから、中央のデータセンターに置かれたコンテンツをパフォーマンスの低下なしに利用できるようにするものだ。
遠く離れた場所からデータにアクセスすると、コンテンツの転送にタイムラグが発生することがよくある。Ciscoは、この問題の改善にWAFS(Wide Area File Services)という技術を採用している。その結果、企業は情報を中央に集約しつつ、リモートオフィスにいる従業員でもローカルにあるファイルのようにこれらの情報を利用できるようになる。Ciscoは、このソリューションが運用コストやネットワークの複雑性低減につながると主張している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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