Mozilla Foundationは、Firefoxブラウザのファンに対して同ブラウザの広告をThe New York Times紙に掲載するための資金提供を呼びかけていたが、これに応じたユーザーらは米国時間16日、ついに自分の名前が紙面に載っているのを目にするこ とになった。
この広告は当初、11月初旬に行われたFirefox 1.0のリリースから2〜3週間以内に掲載されると見られていた。しかし、献金者全員の名前を1ページの紙面に収めることが技術的に難しく、これを解決するのに時間がかかったことから掲載が遅れていた。
今回の広告は、当初の計画の倍にあたる2ページ構成で、左側のページにはFirefoxのロゴと1万人を越える献金者の氏名が並んでおり、中段下のあたりに「お使いのブラウザにはもうこりごりですって?そう感じられているのは、あなただけではありません。われわれは別のブラウザがあることを、あなたに知ってもらいたいと思います」というコピーがある。
一方、右側のページには、Firefoxのロゴや同ブラウザに関する若干の情報、そして使い勝手に満足しているというユーザーの言葉などが載っている。
Firefoxの広告が印刷媒体に登場するのは、これが初めてではない。ドイツで行われた別の資金集めでは9万3000ドル以上の寄付金が集まったが、2週間前にはその大半を使った全面広告が同国の全国紙に掲載されている。
今回の広告の遅れとは無関係に、Firefoxには多くの関心が集まっている。David McGuinnessという献金者は、この広告で同ブラウザのダウンロード数がさらに増えることを期待していると語る。
「個人的には、最高のタイミングで掲載されたと思う。Firefoxのダウンロード数はすでに1100万回を超えており、まだ勢いも衰えていない。この広告で弾みがつき2000万の大台に手が届く可能性もある」(McGuinness)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス