アイ・オー・データ機器は12月8日、Windows Connect Now機能対応の無線LANルータWN-APG/Rを発表した。国内で同機能に対応するのは、同製品が初めてという。IEEE 802.11a/b/gによる通信が可能。ルータ単体製品WN-APG/R(税別価格1万9800円)と、PCカード型無線LANアダプタ(WN-AG/CB3)とのセット製品WN-APG/R-S(同2万1000円)を用意する。出荷開始は12月下旬の予定。
WN-APG/R |
Windows Connect Nowは無線LANの構築を自動化する技術で、Windows XP Service Pack 2(SP2)に標準搭載されている。同機能を使用すると、PCで無線LAN環境を設定する際に、WN-APG/R付属の設定用USBメモリに設定情報を保存できる。このUSBメモリをWN-APG/Rに挿してルータのボタンを押せば、ルータとPCの設定を合わせられる。Windows XP SP2 以外のOSの場合は、同社の無線LANアダプタに添付されている設定ユーティリティを使えば同様の機能が利用できる。
WN-APG/Rは、本体のボタンを操作して無線LAN通信やインターネット接続のオン/オフを切り替えられる。「外出時や就寝時など、ネットワークを使用しないときにはボタンをオフにしておけば、不正アクセスを確実に防ぐことができる。わざわざパソコンを使用せず、家電ライクな操作で安全なネットワーク利用を実現する」(同社)
IEEE 802.11a/b/gに加え、高速通信を可能とするSuper AGTMに対応。90Mbps以上のデータ転送が可能という。WPA-PSKやIEEE 802.1X認証など、高度な無線LANセキュリティ設定も利用できる。100BASE-TX/10BASE-T対応のWANポート1つとLANポート4つを備える。
対応OSは、Windows XP/2000/Me/98 SE、Mac OS X 10.1〜10.3.6、Mac OS 8.0〜9.2.2。
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