アイ・オー・データ機器(本社・石川県金沢市、細野昭雄社長)は、7月1日付で大幅な組織変更を実施した。従来の業務別組織を改め、主要製品別の事業体制に移行する。
デジタル家電との連携を目指した「AVel」ブランド商品や、テレビ機能付き液晶ディスプレイなどの新規商品が急成長するなかで、各商品の特性にあった事業展開を図るため、製品分野ごとに開発、生産、販売、サポートなどの機能をもたせた。
製品のライフサイクル全般にわたる事業責任を明確にし、コスト配分なども含めた独立採算性の強い組織構築を目指すのが狙い。「将来的には製品分野ごとのカンパニー制も視野に入れた」(関係者)戦略的な組織再編といえそうだ。
これまでの開発、営業、販売推進、CSなどの横断的な部門を発展的に解消し、製品別に5つのユニットを新設した。各ユニットが独立してソフト、ハード開発、販売計画、生産管理、調達、サポート、販売促進、製品営業の機能をもち、製品の一貫した統合管理を行う。各ユニットには、新たにジェネラルマネージャーを担当責任者としておく。
各ユニットと、担当分野は以下の通り。
また、製品別ユニットの専任営業とは別に、営業部が全国規模の大手卸や量販店を担当し、新たに各ユニットと営業部の支援を行う部門として、「技術支援部」、「調達支援部」、「営業支援部」を新設した。
各ユニット別の売上構成比(前期)は、コモディティが50%、液晶ディスプレイが20%、エンターテインメント、ネットワーク&ソリューション、イージーディスクユニットの3部門が30%。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」