NTTドコモは、FOMAの法人向け端末として無線LAN機能を搭載した「N900iL」を発表した。販売は11月16日から行われる。
新端末は、通常のFOMA端末としての機能に加えて無線LAN機能を内蔵していることが最大の特徴だ。無線LANを利用したVoIP端末としての機能をもち、屋外では通常の携帯電話として、企業内ではVoIP端末として2つの方式での音声通話を実現する。搭載している無線LAN機能はIEEE 802.11b、呼制御はSIPとなっている。
これによって、企業内での通話では従来の携帯電話網を使わずに済み、内線同士の通話は無料となる。待ち受けモードは両者をフレキシブルに利用する「デュアルモード」に加えて「FOMAシングル」と「無線LANシングル」の設定も行えるため、利用形態によって使い分けることも可能だ。
また、FOMAのブラウザ機能を利用してデータ通信も行える。これにより、通常のiモードに加えて、企業内では無線LANを利用してイントラネット閲覧が行える。さらに、インスタントメッセージ機能やプレゼンス機能をもち、業務端末としての活用の幅を広げている。
同社では、この端末を含めたシステムを「PASSAGE DUPLE」としてパッケージ化する。販売は、全国の同社法人営業部門および、パートナー企業によって行われる。
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