ソフトウェアツール製品のポートフォリオ強化を狙うIBMは、米国時間12日にプロジェクト管理アプリケーションメーカーのSystemcorpを買収すると発表した。
この買収契約は、30日以内にまとまると見られている。なお、金銭面の詳細については明らかにされていない。
モントリオールに本拠を置く、非公開企業のSystemcorpは、アプリケーション開発のようなプロジェクトを管理したり、IT組織のさまざまなタスクに優先順位をつけるためのプログラムを開発している。IBMは30日以内に、Systemcorpのソフトウェアを同社のRational開発ツールパッケージに組み込むと述べた。
Systemcorpは、すでにIBMと提携関係にあり、その意味で、今回の契約も、これまでのIBMによるソフトウェア関連メーカー獲得パターンに似ている。Systemcorpの製品は、プロジェクトマネージャに情報を提示するのに、IBMのWebSphereポータルソフトウェアを使っている。また、IBMのサービス部門である、IBM Global Servicesは、Systemcorpのアプリケーションを販売している。
1993年に設立されたSystemcorpは、現在約70人の従業員が働いている。アナリストらによると、同社は、主としていくつかのニッチなプロジェクト管理アプリケーションプロバイダと競合しているという。
最新のForrester Researchレポートは、IT企業に対し、コストをうまく管理し、事業目標を達成するように設計されているプロジェクト管理アプリケーションの導入を検討するように勧めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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