日本IBMは、Javaアプリケーション開発ツールWebSphere Studioの最新版であるV5.1.2と、Unified Modeling Language(UML)対応統合開発ツール群IBM Rational Suite Release 2の提供を開始した。同社が5月19日に明らかにしたもの。
WebSphere Studio V5.1.2には、容易なアプリケーション作成を可能とする新機能Rapid Application Development(RAD)が追加された。RADを利用すると、ウェブアプリケーション用画面を構築する文書フィールドやボタンなどの要素を部品(コンポーネント)化し、その部品をドラッグアンドドロップして追加/削除/接続することで、簡単にアプリケーションを開発できるという。このRADは、ウェブアプリケーション用の画面構築フレームワークJava Server Faces(JSF)上で動作する。
WebSphere Studioは、IBM WebSphere Studio Application Developer V5.1.2とIBM WebSphere Studio Site Developer V5.1.2という2つの製品を用意する。
一方、Rational Suiteは、ソフトウェア分析/設計ツールRose XDEファミリーや、メモリエラー/パフォーマンスボトルネック/カバレージなどアプリケーションのランタイム解析を行うPurifyPlus、GUIの自動テストを行うFunctional Tester for Java and Webといったソフトウェア開発ツールで構成される。
Release 2では、Rose XDEで対応するWebSphere Studio、Microsoft Visual Studio .NET、Eclipseなどの開発環境のバージョンを更新している。また、Rose XDEについては、Java版、Visual Studio版、Plus版とシリーズ全製品を日本語化した。開発言語として、新たにVisual C++ .NETの使用も可能となった。
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