サン・マイクロシステムズは10月7日、「UltraSPARC IV」プロセッサを搭載した新ワークグループサーバ「Sun Fire V490」と「Sun Fire V890」を発売した。新製品は、「アプリケーションサーバ層に最適な製品」と同社代表取締役社長のダン・ミラー氏は説明する。
今回発売となる新サーバ2機種は、同社の「チップ・マルチスレッディング(CMT)」を使い設計・開発された最新プロセッサ「UltraSPARC IV」を搭載したもの。2つの実行スレッドを同時に処理できる設計や、スレッド単位の比較で従来製品の2割程度安い価格などから、同社では約2倍の価格対性能比を実現できたとしている。同社では、
「Sun Fire V490」には1.05GHz UltraSPARC IVを最大4個(最大8スレッド)、「Sun Fire V890」には1.2GHz UltraSPARC IVを最大8個(最大16スレッド)搭載することが可能。汎用性の高いネットワーク・インターフェースやディスクメディアデバイスを標準装備するほか、ホットプラグやホットスワップにも対応している。既存のアプリケーションを再コンパイルなしで移行できるため、これまでの資産投資を無駄にすることなく最新システム環境を構築できるのも特徴だ。
価格については「Sun Fire V490」が446万3000円(税別)から、「Sun FireV 890」が575万9000円(税別)から。新製品すべてのモデルに、同社の統合サーバソフトウェア製品群「Sun Java Enterprise System」の90日間限定評価版がバンドルされている。新製品は、10月中旬から出荷を開始する予定だ。
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