バッファロー(本社・名古屋市、斉木邦明社長)は、指定したジャンルのウェブサイトへのアクセスを制限する「コンテンツフィルタ」を業界で初めてブロードバンドルータに搭載、「BUFFALOコンテンツフィルタ」としてサービスを開始した。
新サービスは、暴力やアダルト、ギャンブルなど未成年者にとって有害もしくは不適切なサイトへのアクセスを遮断するサービス。特別なソフトをインストールすることなく、複数ユーザーや、Windows、Macintoshでも同時使用できる。
これまで、有害・不適切なサイトの閲覧を制限する方法としては、市販の「コンテンツフィルタソフト」をインストールし、パソコン側で対処する方法と、一部プロバイダが提供する「コンテンツフィルタサービス」を利用し、回線側で制限を行う2通りの方法があったが、同社は、業界で初めてコンテンツフィルタ機能をブロードバンドルータに搭載することにした。
具体的には、アダルト、アルコール、ギャンブル、ポルノ、武器、出会い系などの未成年者に有害なものから、インターネットオークション、ソフトウェアダウンロードなど、制限に管理者的な側面をもつものまで、合計53のきめ細かいカテゴリからアクセスを制限したいジャンルを登録。該当するサイトの閲覧を制限することが可能となる。
また、レポート機能を付加しており、サイト/URLのアクセスログ、ブロック状況をリアルタイムで確認可能。さらに、「フィルタ対象外リスト」を利用することで、パソコン単位で制限の適用/非適用を分けることもでき、子供のパソコンのみ閲覧の制限を適用するといった設定ができる。パスワードの入力で一時的にフィルタを無効にすることも可能。
コンテンツフィルタには、専用のデータベースを利用する方式を採用した。データベースは、スタッフの目視による確認・登録と、コンピュータによる自動検索・登録によって毎日更新され、常に最新の状態が保たれる。
利用にあたっては、最初の30日間は試用期間として無料で利用できる。その後、継続して利用する場合、初年度、レポート機能無しで年額3000円、レポート機能有りで4800円。2年目以降が、レポート無しで年額2000円、レポート有りで年額3800円。
なお、対応するブロードバンドルータは「WZR-G54」と「WZR-HP-G54」。今後、コンテンツフィルタ対応の新製品を順次発売していく計画。
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