バッファローは6月17日、マウスやキーボードなどのPCサプライ市場に参入すると発表した。7月より順次製品を投入する。
今回バッファローが投入するのはマウス、キーボード、ケーブルの16品種311製品。いずれも大きさやカラーバリエーションを豊富に揃えた。「すべてのパソコンユーザーに喜んでもらうために商品を充実させ、インテリア性も兼ね備えた」(バッファロー取締役社長の斉木邦明氏)
バッファローが発表したマウス。2機種、4サイズで、色も豊富だ |
マウスはUSBとPS/2の両方に対応するホイール付光学式マウスが2種類。いずれもサイズを4種類揃えた。希望小売価格は3750円と4000円だが、実売価格は「市場の売れ筋価格から10%程度安くなるのではないか」(斉木氏)という。ケーブルはLANケーブル、モジュラーケーブル。USB2.0ケーブル、IEEE1394ケーブルの4種類。長さは50cmから5mまであるほか、業務用としては最長300mまである。色も最大で8色揃えた。価格は400円からとなっている。
バッファローはこれまで、無線LANやルータ、USBメモリなどのパソコン周辺機器の開発、販売を行ってきた。BCNの調査によると、バッファローは無線LANなど13ジャンルで2003年のシェア第1位となったという。
しかしそんなバッファローにも悩みがあった。それは「PC周辺機器の増設経験をしたことがないファミリー層やライトユーザー層には、バッファローがあまり知られていない」(斉木氏)ということだ。今回PCサプライ市場に参入することで、「裾野を広げ、ブランド名を知ってもらいたい」と斉木氏は話す。
同社がPCサプライ市場として狙うのは、マウスやキーボードなどのペリフェラル分野、ケーブル分野のほか、キャリングケースやマウスパッドなどのアクセサリ分野、パソコンデスクなどのファニチャー分野の4つ。PCサプライ市場の規模は約671億円で、トップシェア企業でもシェアが30%程度であることから、「我々がナンバーワンになる可能性もある」(斉木氏)と強気な見通しを立てている。
今後は無線LAN技術を利用したマウスなど、同社の技術を使った新たな製品を投入していく予定。第3四半期以降に製品を拡充し、2005年にはすべてのラインアップを揃えるという。売上目標額は2004年度が10億円でシェア1.5%、2006年度には100億円、シェア15%を目指す方針だ。「バッファローの第4の柱に育てる」(斉木氏)としている。
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