Samsungが6日、直径1インチの1.5Gバイトハードディスクを搭載した携帯電話を発表した。携帯電話と他の携帯デバイスとの融合が、さらに一歩進むことになる。
韓国のSamsungによると、同社が発表したSPH-V5400は、ハードディスクを搭載した初めての携帯電話だという。この携帯電話には、デジタル音楽ファイルや写真などさまざまなタイプのメディアを保存することができる。
IDG News Serviceによると、SPH-V5400の予想小売価格は800ドルで、ストレージを購入するという意味では比較的高価な価格設定となっている。
しかしSPH-V5400には128bpsの音質のMP3ファイルが350曲以上保存できることから、これに音楽再生ソフトウェアも搭載されればiPodの代替としても機能することも可能だろう。
SPH-V5400には液晶画面が2つついている。メイン画面は320X240ピクセルで、サブ画面は128X128ピクセルの大きさだ。
ハイテク業界ではここ数年、携帯電話やPDAがハンドヘルドコンピュータ分野で支配的な地位を占めるようになるかどうかが議論されている。今のところ勝負は、現在発売されている新タイプのスマートフォンに有利になっているようだが、メーカーは携帯電話に十分なメモリを詰め込もうと必死に取り組んでいる。
ハードディスクメーカーは、同じサイズのハードディスクのなかにより多くの容量を詰め込む競争を常に続けている。8月には東芝が、1.8インチの60Gバイトハードディスクを製造したと発表した。また直径1インチ以下で、商品化可能な価格帯の小型ハードディスクを製造する動きも高まっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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