Intelは米国時間22日、Pentium 4プロセッサシリーズの値下げを行った。なかには3分の1以上も値下げされたモデルもある。
Pentium 4の最速バージョン3.6GHz Pentium 4 560は、637ドルから35%値下げされて417ドル、3.4GHz Pentium 4 550は417ドルから33%値下げで278ドルとなった。
3.2GHz Pentium 4 540は278ドルから218ドル、3GHz Pentium 4 530は218ドルから178ドルへと、それぞれ22%、18%値下げされた。
これらは、PCメーカーが1000個単位で購入する際の価格である。消費者が街のショップで単品で購入する場合のチップの価格はこれとは異なり、これよりも高いことが多い。
Intelはしばしば新プロセッサの投入準備や需要を刺激する目的で、チップの値下げを定期的に行っている。モデルナンバー制を採用した6月発売のPentium 4の最新世代と、最新915 Expressと925Expressチップセットが値下げされたのは、今回の価格改定で初めてとなる。
しかしなかには、3.6GHz Pentium 4 560の値下げを無意味に感じる人々もいることだろう。同チップは6月の発売以来、入手困難となっているのだ。
一方でIntelは、旧型Pentium 4も同様の割合で値下げしている。たとえば3.4GHzおよび3.4EGHz Pentium 4は417ドルから33%値下げされて278ドルとなった。これらのPentium 4チップは、モデルナンバー制のPentium 4よりもずっと以前から発売されている。
Intelは同時に、一部のモバイルPentium 4の価格も14〜20%値下げした。たとえば3.2GHzのモバイルPentium 4 538は294ドルから20%値下げされて234ドルとなった。
ワークステーションやサーバ用の、EMT64対応3.4GHzおよび3.6GHz Pentium 4も、それぞれ278ドル、417ドルへと値下げされた。値下げ率はそれぞれ、33%、35%となっている。EMT64とは、Intelの64ビットメモリ処理技術のこと。
Intelはさらに、デスクトップ用Celeronチップの一部を7〜12%値下げしている。たとえば2.8GHz Celeron 335は、117ドルから12%値下げされて103ドルとなった。
同社はItanium 2サーバ用プロセッサの一部も、最大32%値下げした。たとえば3MBのキャッシュつき1.3GHz Itanium 2プロセッサは、1338ドルから32%下がって910ドルとなった。また4MBのキャッシュつき1.4GHzモデルは、2247ドルから1980ドルに12%値下げされた。
PC用チップ分野でIntelと競合するAdvanced Micro Devicesは、直近では7月末に価格改定を行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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