米レッドハット、Javaアプリケーションサーバ分野に進出へ

Martin LaMonica(CNET News.com)2004年07月30日 16時09分
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 Red Hatが来週(米国時間)、本業のLinux以外に事業を拡大し、あるオープンソースJavaアプリケーションサーバをサポートするサブスクリプションサービスを提供開始する予定であると、同社の計画に詳しい複数の人が明らかにした。

 今年初めRed Hatは、Jonasをサポートするサブスクリプションサービスを販売開始する計画があると発表した。Jonasは、フランスのObjectWebコンソーシアムが開発したオープンソースJavaアプリケーションサーバ。無料のLinux OSに関連するサービスで売上をたてる同社は、Jonasのサポートサービスを年間999ドルで提供する計画だと、同社の計画に詳しいある人物が明かした。

 これまでLinux関連事業を展開してきたRed Hatは、今回の動きにより、JBossと直接競合することになる。JBossは、同名のオープンソースJavaアプリケーションサーバを販売する。さらにRed Hatの参入により、IBMやBEA Systems、Oracle、Sun MicrosystemsなどのJavaベンダが影響を受ける可能性がある。

 Red Hat広報担当は28日、Javaアプリケーションサーバに関する計画についてコメントしなかったが、サンフランシスコで開催されるイベントLinuxWorld会期中の8月2日夜に、同社が記者会見を予定していることを明らかにした。

 アプリケーションサーバは、Javaやほかのプログラム言語で書かれたプログラムを、各種ハードウェアサーバ上で実行するための標準手法を提供する。アプリケーションサーバは、企業のデータベースからデータを取得したり、デスクトップPC向けのウェブページを生成したり、といったタスクを実行する。Jonasは最も一般的なJavaサーバ標準であるJava 2 Enterprise Edition (J2EE)仕様に基づいて構築されている。

 Jonasアプリケーションサーバは、Red Hatにとって、Javaソフトウェアおよびツール市場に参入する足がかりとなる。Red HatはかつてLinux市場に参入した際、LinuxやサーバOSの市場に揺さぶりをかけたが、今回のJava事業強化の動きは、かつてのようにJavaのソフトウェアおよびツール市場を大きく揺るがすことにはならないだろうと、アナリストはいう。市場には既に無料のJavaアプリケーションサーバが存在し、商用版を開発する企業各社は既に機能の充実したJavaサーバソフトウェアパッケージを販売しているからだ。

 Yankee GroupのアナリストDana Gardnerによると「これは、必要最低限の機能を提供するアプリケーションサーバで、あらゆるもの全てが統合されたプラットフォームではない」とのことだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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