ソニーは7月28日、2004年度第1四半期(2004年4月1日から6月30日)における、グループ全体の連結業績を発表した。売上は対前年同期比0.5%増の1兆6121億円だったが、営業利益は同41.4%減の98億円となった。税引き前利益は同81.5%減の66億円。当期純利益は同1975.3%増の233億円となった。
売上は順調に推移したが、減益は円高による影響が大きかった。同社によると、前年同期の為替レートを適用すれば、売上高で5%増、営業利益では27%増の増収増益を達成できたとしている。
業績ハイライトとしては、フラットパネルテレビ、デジタルカメラ、液晶リアプロジェクションテレビ、半導体などが好調で売上増に寄与した。一方、PlayStationを軸としたゲーム分野では、ソフトウェアは増収となったが、PS2の販売が全体で減少したためおよび戦略的な価格低下により減収となった。
純利益が大幅に増加した原因には、インタートラスト・テクノロジーズがMicrosoftとの特許関連訴訟で和解したことにより生じたソニー持分利益128億円や、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの業績改善などがある。
2004年度通期見通しについては、4月27日の発表内容から変更はない。売上高前年度比1%増の7兆5500億円、営業利益は同62%増の1600億円としている。
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