好調な収益に支えられ、引き続き堅調な売上を狙う携帯端末メーカーのSony Ericssonが新機種を発表した。
家電メーカーSonyと携帯電話大手のEricssonのジョイントベンチャーである同社は、米国時間15日、出荷台数が前年同期比で55%増加したことを報告した後、携帯電話4機種を発表した。この業績は、昨年黒字に転換した同社が引き続き好成績を維持するのに大いに貢献している。
同社は、34%増の19億ドルの売上を計上した。利益は1億1000万ドルだった。同社は前年同期には、1億900万ドルの損失を計上していた。
同社が発表したS710aとZ500iの2機種は、EDGE(Enhanced Data Rates for Global Evolution)ネットワークに対応している。EDGEは第三世代の携帯技術で、ブロードバンドに匹敵するデータ転送速度をモバイルで実現する。これらの機器はインターネットに接続することが可能で、通常のGSM/GPRSネットワークに比べ、かなり高速にデータ送受信を行うことができる。
画面が回転するデザインのS710aは、8倍ズーム機能を備えた1.3メガピクセルデジタルカメラを内蔵する。画面は、2.3インチでカラー表示する。デバイスには、Memory Stick Duoスロットがあり、Bluetooth接続機能を利用して写真などのファイルを他のデバイスに転送できる。
折りたたみ式のZ500iは、VGA(Video Graphics Array)カメラ付きで写真やビデオを撮影することができる。また、Push to Talk技術に対応しているため、電話回線を利用せずに、相手の電話端末と通話することが可能だ。またこの電話端末は、6万5536色表示のカラーディスプレイを装備している。携帯を折りたたむと、4096色表示の外部カラーディスプレイが写真撮影時のファインダーとして機能する。
S710aはアメリカ市場、Z500iは欧州とアジア市場向けに製造された。価格については明らかにされていないが、両機種とも今年の第4四半期に発売が開始される。
同社は、P910という機種も発表した。これはPDAと電話機を組み合わせたもので、キーボードが付いている他、手書き文字を認識するソフトウェアもインストールされている、このスマートフォンは第3四半期に世界に向けて出荷される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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