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携帯型ビデオプレイヤーは、iPod並みの成功を収められるか - (page 2)

Richard Shim (CNET News.com)2004年07月21日 09時55分
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ソニーも米国では様子見

 ソニーも携帯型ビデオデプレイヤーの最初の波には参加していない。同社は最近、ハードディスクベースの携帯型プレイヤーVAIO Pocketを発売したが、これではビデオは再生できない。このプレイヤーに付属する2.2インチのカラー画面は、写真やアルバムのカバーを表示するためのものだ。ソニーが携帯型ビデオプレイヤーを出したがらない理由は、現在のコンテンツ不足よりも、人々がこうした製品をどう利用するかに関連があるようだ。

 「米国で今この市場に参入するのは時期尚早だと考えるようになった。ビデオサービスが存在しないためだ」とSony ElectronicsのVAIOマーケティングゼネラルマネージャー、Mike Abaryは述べている。

 ただし、ソニーの母国である日本では事情が異なる。小型の携帯機器を好む日本市場では、まもなくソニーのビデオプレイヤー「Opera」(コード名)が発売される。この製品はパソコンやテレビからビデオをダウンロードできるという。だが、米国向けバージョンの計画についてはまだ明らかにされていない。

 コンテンツ配信サービスの整備は、ウェブサイトの構築ほど簡単ではない。最大の障害は、著作権と著作権侵害行為だろう。ハイテク業界と娯楽産業は、著作権で保護された作品の海賊版が大量に生産されないよう保証するコピー防止技術標準の開発に向けて、先週第一歩を踏み出したばかりで、まだ標準は開発されていない。

 7月14日に有名なITベンダーと映画スタジオ数社--IBM、Intel、Warner Bros.、Disney、Microsoft、ソニー、松下(パナソニック)、東芝--が、DVD用の新しいコピー防止技術標準策定を目的とした企業連合を結成すると発表した。これにより各種のデバイス間でのファイル共有が容易になる見込みだが、技術標準が決まるのはおそらく何年も先のことだろう。

 さまざまなコンテンツを簡単に配信できることは、すぐには実現しないかもしれない。だが、既に十分な映像コンテンツを収集している一部の消費者は、こうした製品を便利に感じていると、IDCのリサーチアナリスト、Josh Martinは指摘する。多くの消費者はデジタルビデオカメラを使ってデジタル写真や家庭用ビデオを撮影するだけでなく、テレビ放送からもビデオコンテンツを録画している。

 「アーリーアダプタのなかには、デジタルビデオレコーダーなどの製品から取り込んだデジタルコンテンツを十分保有している者もおり、彼らにとっては現時点でもこうしたデバイスは購入するだけの価値がある」(Martin)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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