これに対し、IBMのPC事業部であるPersonal Systems Groupは2四半期連続で黒字を計上。同グループは年末に向けて総利益への貢献度を上げていくだろう、とLoughridgeは話している。
一方グローバルサービスでは、マージンの改善が売上高の増加につながったとLoughridgeはいう。同社はさらに、人事や経理といった企業の業務をすべてIBMが請け負うという今後有望な「ビジネスプロセス変換サービス」に大きく力を入れている。
あるアナリストは、ハードウェアの強力なパフォーマンスとチップ製造施設の改善は、ソフトウェア部門をはじめとするIBMの各製品事業部に成長の可能性があることを示唆するものだ、と説明している。
Carisのアナリスト、Mark Stahlmanは、「成長が遅く、サービス事業部のコンサルタントに売上を依存する年金的ビジネス、というのがIBMに対する大半の人々の印象だ」と語った。
しかしStahlmanによると、IBMの製品グループは、企業がインターネット関連プロジェクトに予算を計上していることからのメリットを享受できるという。企業各社は「デジタルサービスインフラの構築に専念しており、それには大量のハードウェアとソフトウェアが不可欠だ」と同氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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