アズジェントと日立インフォメーションテクノロジー(日立IT)は6月30日、ファイアウォールやNAT経由でも利用可能なSIP(Session Initiation Protocol)対応IP電話システムを実現する製品の開発/販売で協業すると発表した。
SIPはインターネット上で双方向通信を行うための通信プロトコル。現在の多くのSIP実装には、ファイアウォールを安全に通過させる方法やNAT越えに問題があるという。アズジェントではこの問題を解決するため、Multimedia over Internet Protocol(MoIP)ソリューション「Applico MoIP スイッチ」を米国子会社と共同開発し、2003年9月より販売してきた。
両社は、高セキュリティ/低コストのインターネットSIPソリューション環境提供を目指し、Applico MoIP スイッチと、日立ITのIPコミュニケーションプラットフォームSIP:OFFICEの動作検証などを実施した。その結果、SIP:OFFICEを導入する際、既設ファイアウォールおよびNAT設備にApplico MoIPスイッチを併設することで、安全なSIPコミュニケーション環境の構築が可能になったという。
両社が開発した環境の特徴は以下の通り。
両社は、6月30日〜7月2日に千葉県の幕張メッセで開催されるNETWORLD+INTEROP2004 TOKYOにおいて、Applico MoIP スイッチとSIP:OFFICEを連携させたデモンストレーションを行う。
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