シャープは6月14日、45V型のデジタルハイビジョン液晶テレビAQUOS(LC-45GD1)を発表した。1920×1080ピクセル表示可能な液晶パネルを搭載しており、三重県亀山市にある同社工場で液晶パネルからテレビまでを一貫生産する。
45V型という大画面を採用しながら、幅108.4cm、厚さ8.65cm、高さ64.5cmという省スペースデザインを実現したとする。重さは「クラス最軽量の約30.5kg」(同社)。消費電力が315Wと低いほか、バックライト寿命が約6万時間、リサイクルに適した素材の採用など、環境面にも配慮しているという。
画面の方式はASV方式低反射ブラックTFT液晶。コントラスト比は800:1で、視野角は上下左右170度。輝度は「業界最高水準」(同社)の450cd/平方メートル。動画応答速度は12msecで「業界トップクラス」(同社)としている。デジタル放送などのハイビジョン信号フォーマット(1080i)をそのまま表示できる。
新開発のフルハイビジョン用「1チップデジタル高画質LSI」ですべての映像を10ビット画像処理する。従来比4倍の1024階調で映像再現が可能となり、映像の影の部分で濃淡が一段とクリアになったという。画質をさらに高めるため、同LSIにはIP変換技術、ノイズリダクション技術、スケーリング技術、輪郭補正技術、カラーマネジメント技術、アクティブコントラスト技術なども搭載している。
また、PCカードスロットを備えており、市販の各種メモリカードに地上波アナログ放送を録画したり、メモリカード上の画像や電子書籍を表示したりできる。
税込み希望小売価格は99万7500円。8月1日に発売する予定。
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