Dellは米国時間25日、プリンタ製品の品揃えを拡充し、新たに2つの分野に進出する予定だ。
同社は、コンシューマ向けのインクジェット式多機能フォトプリンタと、ビジネス向けの多機能レーザープリンタを製品ラインに追加する。Dellのプリンタ製品ラインはこれまで、シングルファンクション(単機能)プリンタに限られていた。同社は、今年に入ってから、製品ラインを拡充する予定があることを示唆していた。
Dellの主力製品は依然としてサーバやストレージシステムなど、ほかの製品ラインが中心であるが、同社はプリンタ部門について、業績が今のところ予測を上回っており、1年目で200万台を販売したと述べている。同社は今年、プリンタで10億ドルの売上を確保する計画だ。プリンタのユーザー層が拡大すれば、インクやトナー、用紙そのほかの関連製品の売上につながる可能性が高いと、同社は述べている。
新しく投入されるコンシューマ向けフォトプリンタ「Dell Photo All-in-One Printer 922」の価格は129ドル。6色のインクカートリッジを使用して、写真の縁なし印刷ができる。また、CNET News.comが入手した報道向けの資料によると、書類の印刷やコピー、スキャンを行うこともできるという。
一方、「MFP Laser Printer 1600n」は、ビジネス向けのレーザープリンタで、コピーやスキャナー、FAXの機能も持つ。同資料によると、この製品の価格は399ドルで、ネットワークに接続し、従業員同士で共用することも可能だという。
さらに同社は、モノクロレーザープリンタ2種を発売する。「Dell Laser Printer 1700」は価格が199ドルで、1分あたり25枚の用紙を印刷できる。1700nは、1700と同じ機能を提供するほか、ネットワーク接続が可能で、価格は299ドル。
Dellは、プリンタビジネスを海外に拡大する計画があると過去に述べている。同社は、2003年3月に米国内で自社ブランドプリンタの販売を開始し、ここ半年間でヨーロッパやオーストラリアでも販売を開始した。また、今年中に日本や中国にも進出する計画だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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